【厚木市 重松塗装】木造住宅の腐食について
皆さん、こんにちは。
厚木市の塗装職人直営店、重松塗装です。
本日は住宅に使用されている木材のポイントです。
一般住宅のなかで木材が腐る場所は限られていて、大まかに以下の3つ考えられます。
1・屋根部分
家の中でもっとも雨を受けやすい部位は屋根です。建築当時は防水加工などのコーティングがしてあっても、築年数が経つごとに劣化していきます。雨を受ける屋根部分の木材は、特に水分を含みやすく、腐朽菌を繁殖させる環境を整えやすい部分です。その為雨漏りは、シロアリやカビと同様に腐敗菌繁殖に関しても危険だと言われています。
2・床下の土台
同じような理由で、屋根以外の外壁や窓周りが水分を含むこともあります。建築時にただちに漏水が起こるわけではありませんが、築年数が経つごとに防水加工も機能を失い、漏水を招くこともあります。漏水は腐朽菌を繁殖させる特に大きな要因となっています。
3・窓の周り
家の内部と外との温度差で水滴が窓につく結露ですが、この結露も腐朽菌を繁殖させてしまう原因になります。冬場などで窓に付着した水滴が落ちていき、床近くの窓枠が浸水していきます。木材を腐らせないためには、外壁や屋根などの外側の防水加工だけでなく、内部の浸水処理も欠かせません。
浸水や漏水が起こりやすく、含水した木材も乾きにくい場所であるため、腐朽菌が繁殖し木材を腐らせてしまいます。これらのほとんどが、目につきにくい場所であるという共通点があります。
普段生活しているなかでは気づきにくく、気づくころには木材がボロボロになっていて補修費が高くついてしまう場合も少なくありません。
木材の腐敗を放置すると、当然、家屋にはさまざまな悪影響がでてきます。1番の大きな被害としては、建物自体の寿命が早くなってしまうことです。
それは、耐震性や耐風性に問題がでてくることを意味しています。
腐朽菌が床下で繁殖すれば、土台が腐り、耐震性が低下してしまいます。安全だと思っていた家でも、いざ地震が起きたときには倒壊してしまう恐れもあります。また、腐りやすい屋根部分では、放置してしまうと耐風性に問題がでてきます。台風などの強い風にあおられて、屋根が吹き飛んでしまう可能性もあります。
では、なぜ木材が腐朽していくかと言うと一般的に空中に飛び回る腐朽菌が木材に定着し、木材のなかに含まれるリグニン、セルロース、ヘミセルロース、といった成分を餌に繁殖します。
家屋の損傷にかかわる腐朽菌は、基本的に「白色腐朽菌」と「褐色腐朽菌」の2種類あり、それぞれ木材腐朽菌と呼ばれる菌の仲間です。
木材の表面が白っぽい色になって腐っていたら、2つの腐朽菌のうちの一つである白色腐朽菌が繁殖しているサインです。また、木材がバラバラに砕けている場合や細かく割れている時は、そこに褐色腐朽菌が繁殖している可能性が高いといえます。いずれも放置することで、家屋の損傷を招いてしまい建物の寿命を短くさせてしまう要因となります。
腐朽菌が家屋の木材に繁殖することによって、共存関係にあるカビも繁殖します。カビは、シロアリの好む環境です。木材の腐敗でよく耳にするシロアリやカビが危険だと言われているのは、腐朽菌の繁殖が関係しているからです。
目に見えないからといって、被害が起きていないわけではありません。気づかないところで木材が腐敗してしまい、手遅れにならないためにも、できる限りの防水対策が必要です。
定期的なメンテナンスや住宅診断を行い予防、改善に繋げましょう。
屋根を含めた現地調査や御見積は無料です。
気になる方は是非一度ご連絡下さい。
今後とも重松塗装を宜しくお願い致します。
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