【厚木市 重松塗装】塗料の種類編(光触媒塗料)
皆様、こんにちは。
厚木市の塗装職人直営店、重松塗装です。
本日は光触媒塗料について更新致します。
基本的な内容ですが光触媒塗料とは、セルフクリーニング機能を持った塗料のことを言います。
セルフクリーニング機能とは、人が手入れをしなくとも天気などの自然の力で汚れを洗浄して、きれいな状態を維持することができる機能です。
そもそも光触媒とは、太陽や蛍光灯などの光を受けて生まれる酸化力によって、接触してくる有害物質を除去できる環境浄化材料のことを言います。 そのため光触媒には、住宅やビルの壁面など、ある程度の光が必要となります。 光触媒塗料のセルフクリーニング機能を可能にしているのは、二酸化チタンと呼ばれる添加物です。
つまり、二酸化チタンを含んでいることで、光触媒塗料はセルフクリーニング機能が可能になっているのです。
・光触媒塗料の成分:酸化チタンとは
光触媒塗料は、通常の塗料の成分(樹脂・顔料・溶剤)の顔料の中に、酸化チタンと呼ばれる物質を含んでいます。
この酸化チタンとは、チタンと酸素が結合されてできた物質のことを言います。 酸化チタンは、二酸化チタンともチタニア(Titania)とも呼ばれています。
・酸化チタンの種類
実は通常の塗料にも酸化チタンは含まれています。
酸化チタンとは、外壁の塗り替えで人気の淡彩色(ホワイト系・クリーム系など)を調色するときに必要となる白色顔料のことです。
この説明だけを聞くと、「普通の塗料にも光触媒塗料にも酸化チタンが含まれているのなら、どうして光触媒塗料にだけセルフクリーニング機能があるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
塗料に用いられる酸化チタンには、「ルチル型」と「アナターゼ型」の2種類があります。 そのうち、普通の塗料に使われているのは「ルチル型」で、光触媒塗料に使われているのは「アナターゼ型」になります。 この違いによって、光触媒塗料はセルフクリーニング機能を持っているのです。
・酸化チタンの役割
ここでは、光触媒塗料に用いられる「アナターゼ型」の酸化チタンについて説明します。 コーティングされた酸化チタンでは、日影程度の太陽光や室内での照明など、弱い光でも光触媒反応が起きます。
光触媒反応が起きると、有機物による汚れが分解されるため、防汚効果、殺菌・抗菌効果、消臭効果などを発揮します。
また、光触媒塗料には、親水性という雨水となじみやすい性質があります。
そのため、活性酸素で分解された汚れは親水性塗膜に浮かび上がり、雨で洗い流されるようになります。
これらの性質を利用して、外壁塗装以外にも、抗菌タイルや空気清浄機のフィルターなどにも利用されています。
◆光触媒塗料のメリット
1・セルフクリーニング機能
2・空気を綺麗にする浄化作用
3・耐久性
住宅環境によりますが大きなメリットは上記3点です。
特別な手入れをしなくても基本的な汚れを落としてくれる点や、使用する塗料やそのグレードによって若干違いますが、かなり大量の空気を綺麗にすることができます。
光触媒塗料の耐用年数は、15〜20年だと言われています。 ただし、実際そこまでもつのかと言われると、疑問の残る部分もあるようです。 光触媒塗料全てがそうだとは断言できませんが、15〜20年持たない可能性もあるということは頭に入れておいた方が良いかもしれません。
◆光触媒塗料のデメリット
1・費用が高額になる
2・色、艶の選択肢が少ない
3・太陽光が当たりにくい家では効果を発揮し辛い
4・錆、黄砂、鳥の糞など無機質系や過度な汚れには対応できない
5・ひび割れを起こしやすい
光触媒塗料は一般的な汎用塗料と比べると1.5〜2倍程度の価格帯になり、ご自宅の立地条件によっては効果が薄かったり無機質系や過度な汚れは落とすことができないなど費用に見合わない結果となる場合もあるため注意が必要です。
また、塗料がシリコン塗料と比べ固い為、ひび割れが起こりやすくなります。
如何でしたか。
光触媒塗料はとても優れた効果の塗料というのがお分かりいただけましたでしょうか。
但し、住宅の環境に左右される部分もあるため、導入は慎重に検討しましょう。
このようなご相談でもお気軽にご連絡下さい。
現地調査や見積は無料で伺います。
今後とも重松塗装を宜しくお願い致します。
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