【厚木市 重松塗装】ラジカル塗料について
皆さん、こんにちは。
厚木市の塗装職人直営店、重松塗装です。
本日は弊社で最も多く利用しているラジカル塗料について更新致します。
正式名称をラジカル制御型塗料といいます。 この名称にあるラジカルとは、塗膜が劣化する原因となる因子のことです。
塗料に含まれる白色顔料の酸化チタンは、紫外線があたることにより劣化因子のラジカルを発生させてしまいます。
このラジカルの発生を制御する機能がある成分を含んだ塗料こそ、ラジカル塗料というわけです。 ラジカルの発生が起こりにくい高耐候酸化チタンを配合し、加えてHALSという光安定剤を配合することで発生したラジカルを制御するという仕組みになっています。
そのためラジカル塗料は、樹脂の違いによって分類された名前ではありません。
実際にアクリル樹脂系のラジカル塗料もあれば、シリコン系樹脂のラジカル塗料もあるのです。
◆ラジカル塗料のメリット
ラジカル塗料のメリットは、ラジカルを制御することで劣化の目安であるチョーキングの発生を防ぐという点です。そのため塗膜の耐久性が高く、その耐用年数はメーカー基準で15年ほどとなっています。
市場で最も人気のあるシリコン塗装の耐用年数が、10~15年と言われていますから、それと比較しても耐久性は高いと言えるでしょう。
また、親水性に優れているという特徴もあるため、汚れが付きにくく光沢のある美しい外観が持続するというメリットもあります。 防カビや防藻機能も備わっており、日当たりの悪い場所の塗装でも美観をキープできます。 このように機能性に優れたラジカル塗料ですが、そのコストは従来のシリコン塗料とフッ素塗料の中間位のコストとなっており機能性を考えるとコストパフォーマンスの高い塗料となっています。
◆ラジカル塗料のデメリット
ラジカル塗料のデメリットは、発売から日が浅いために施行事例がまだまだ少ないということえです。
そのため実際の耐久性や耐用年数、問題点が実際のところ未知数となります。信用性という面からすると、施行事例が少ないことは、どうしてもデメリットになってしまうでしょう。 他のデメリットとしては、ラジカル塗料は色の種類によって機能性に違いが出てしまうことがあげられます。 そもそも酸化チタンは白色顔料のため、白の割合が少ないラジカル塗料は、必然的に耐候酸化チタンの割合が少なくなってしまいます。そのため色によってラジカル塗料は、機能性に違いが出てしまうというわけです。白色顔料の少ない色は、ラジカル塗料本来の機能を発揮できないと言えるでしょう。
◆ラジカル塗料の主な用途
酸化チタンによるチョーキング現象の発生を制御する機能が、ラジカル塗料の大きな特徴です。
その機能を生かすには、ラジカル塗料の用途は外壁塗装に利用するのがベストと判断しています。(弊社では屋根には遮熱塗料をよく使用してます)
紫外線による塗膜の劣化対策として生まれた塗料ですから、建物の外壁のように常に紫外線の影響を受ける場所へ使うと良いでしょう。 実際の使い途としても、ラジカル塗料は新築の外壁や屋根、建物をリフォームする際に利用されることが多くなっています。一戸建てはもちろんのこと、マンションや店舗、病院施設、工場など用途の幅は広くなっています。 このように建物の外壁や屋根の塗装が、ラジカル塗料の主な用途です。最近流行りのDIYによる家具や小物のペイントなどには使われることの殆どない塗料と言えます。
如何でしたでしょうか。本日は弊社がメインで利用しているラジカル塗料についてでしたが、勿論、状況やご希望に合わせて他の塗料を使用することも出来ますのでご安心下さい。
塗料の種類について~、屋根の調査が~等々ありましたら、お気軽にご相談下さい。
実際の施工について以外は無料です!
それでは今後とも重松塗装を宜しくお願い致します。
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